大型台風直撃の実体験から学ぶ!災害対策に必要なグッズや非常食とは?
- 2019.10.18
- 川の近くに住む人の災害対策
- 19号, 台風, 買い物, 非常食

台風など災害時の備えはしていますか?
災害対策のグッズは、普段ほとんど使うことがないので準備を後回しにしてしまいがちですよね。
何を準備したらいいのか、市販の非常用持ち出しセットなどを買うだけでいいのか、など具体的に何が必要なのか分からないことも後回しにしてしまう理由になっているのではないでしょうか。
そこで、この記事では実際に災害を体験して購入したものや役立ったものなどをご紹介します。
台風19号直撃予報であわてて買い物へ
2019年10月の台風19号が私の住む地域に直撃しました。
台風19号は1958年の『狩野川台風並み』の勢力がある超危険な台風だと連日テレビやネットニュースで騒がれていました。
『狩野川台風』は、私の住む地域に直撃した台風です。狩野川が崩壊したことで、多くの死者を出しました。
そして、私の自宅のすぐ目の前には当時氾濫した『狩野川』が流れています。
結論から言うと、台風は直撃し、川の水が過去最高水位まで上昇し(狩野川台風以降)、溢れて氾濫する危険が高くなったので避難をしたものの、ギリギリ溢れることはなくなんとか乗り切ることができました。
台風が来る前の私は、『狩野川台風並み』と言われる台風に警戒していたものの、自分の地域に直撃するとは思わずあまり準備などはしていませんでした。
ですが、直撃予報の3日前になりもしかしたら来るかもしれないと感じ、ようやく非常用グッズの確認をしました。
家族編成は夫、私、小学生の娘2人の4人家族です。
確認時に自宅にあった『非常時に役立ちそうなもの』はこちらです。
・乾電池(単1~単4まで各種6本以上)
・ランタン 2個
・薄型ライト 1個
・スリム懐中電灯 1個
・カセットコンロ・ガスボンベ 4本
・非常用の水でも戻せるごはん 4食
・カンパン 1缶
・ビスコ 1缶
・えいようかん 1個
・水 2L× 7本
・麦茶 2L×9本
・午後ティー無糖 2L×5本、500ml×12本
・三ツ矢サイダー缶 15本


↑保存期間が長く、期限が切れそうになったらおやつとして食べることもできます。小さい子供にとってビスコはカンパンより馴染みがあるので、子供がいるご家庭におすすめです。
↑水やお湯を入れるだけで食べることができます。色々な味付けがあるので飽きずに食べることができます。子供にもおすすめです。
この他に、主人が知らないうちに買っていた『災害用持ち出しセット』が2セットありました。
中身はアルミシート(薄手で体に巻いて保温したり、下に敷いたりできます)、軍手、ロープ、ペンライト、 マスク、ホイッスルです。

ペンライトは壊れていて、マスクはヨレヨレ、ホイッスルやロープは正直あまり使うことがないのかなと感じました。今回使えそうなものはアルミシートと軍手ぐらいでした。
主人に聞いたところ、『中身をよく見ずに昔なんとなく買った』そうです。
(災害セットを買うときは中身のチェックの確認をお忘れなく・・・)
↑実際に被災した方の意見を基に作られた非常用セットです。食料品、蓄電ラジオ、携帯トイレなどの他、ラップ、綿棒、爪切りなど見落としがちなものも入っています。この商品を見本にして必要なものを自分で揃えてもいいと思います。
少し話が逸れましたが、自宅には明かりになるものと飲料水(普段飲んでいるため買い溜めているお茶系を含む)は、たくさんあるものの食料が足りないと感じ、とりあえず非常食になりそうなものを買うことにしました。
正直、何を買えばいいのかわからず、『停電でも食べられそうなもの』を基準に購入しました。
3日前に買ったもの
・カップ麺 4個
・レトルトカレー 6個
・レトルトハヤシライス 2個
・ご飯 6食分
何を何食分買えばいいのかよく考えていないままお店に乗り込んで行ったので、必要なものが分からないまま買い物をしていました。
近所のドラッグストアに買い物へ行ったのですが、非常食を買っているような人は誰もいませんでした。
水やカップ麺もたくさん在庫があり、台風に向けて買い込むのも気恥ずかしいような状況です。
私自身も正直、危機感もあまりなかったので店内をさまよってようやく上記のものを購入しました。
『普段でも食べられるものを一応買っておく』感覚だったと思います。
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台風直撃確実!前日の買い物で備えを強化
3日前の危機感のなさから一転、前日になると天気予報もニュースも緊迫した内容になってきました。
翌日の夕方から夜にかけて猛烈な台風が直撃することがほぼ確実になりました。
朝は時々小雨が降る程度で風もなく、次の日に本当に台風が来るのか信じられないほど静かでした。
とはいえ、天気予報を見ると雨、風ともに大荒れの天気になるのは避けられないようなので急に不安になり、午前中にスーパーへ追加で買い物へ行きました。
1日前に買ったもの
・水500ml 5本
・早ゆでパスタ
・パスタソース 3種類
・インスタントラーメン
・インスタント味噌汁
・焼き鳥の缶詰 6缶
・マドレーヌ
・ドーナツ
・カロリーメイト
・チョコレート
・一口ゼリー
・のど飴
朝9時にスーパーへ行ったところ、駐車場がすでにいつもより混雑していました。
水は2Lのものを追加で2本ほど買う予定でしたがすでに売り切れ。500mlが20本ほど残っていたので予定変更で500mlを購入しました。

今回は、ガスで調理できるものを追加で買うことと、缶詰やカロリーメイトなど手軽に食べられるものを主に買いました。
カップ麺も売り切れのものが続出し、棚がスカスカの状態でした。
500mlの水も2回目に棚の前を通った時には空っぽで売り切れになっていました。
3日前とは状況が全く違います。
100均で電池を補充しようかとも思いましたが、100均までの道が大渋滞だったのであきらめてそのまま帰宅しました。
カップ麺やレトルトカレーは前回の買い物で買っていたので、今回はガスコンロで調理できるものが基本です。
白米は冷凍しているものやパックのものがあるので、早ゆでできるパスタやインスタントラーメンを追加しました。(味に飽きないように数種類購入)
災害時に購入しておくと良い物とは?

まず、停電は確実にすると考えていたので、懐中電灯などのライトや予備の電池が必要でした。
幸い、すでにライトなどは自宅に4種類あったので直前に買うことはありませんでしたが、停電になった時に明かりになるものは必要です。
数日間停電が続いたときのための替えの電池も必要です。
懐中電灯やランタンは単1や単2など、普段の生活ではあまり使わない大きさの電池が複数必要になるので揃えておいた方が良いです。
また、停電時はガスコンロで調理できる食料もある程度必要になります。
今回の買い物では、インスタントラーメンやパスタを購入し、自宅にある冷凍のご飯や冷蔵庫の卵や野菜など傷みやすいものを使ってチャーハンやおじやを作る予定でした。
自宅にいればこのように調理することも可能になりますが、私の家は川のすぐそばにあります。
氾濫する危険が高くなれば避難することも大いに考えられます。
そうなると、『避難したときの食料』も必要になります。
↑家庭でよく使われる単3電池で使用できます。単1や単2電池を常備しなくてもすむので便利です。
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自宅から避難するとき何を持っていく?

台風当日、お昼前には自宅前の川が氾濫水位目前まで達し、このままでは危ないと思い、明るい昼間のうちに家族で避難することを決めました。
最初は近くの避難所(中学校)へ行く予定でしたが、まだ避難所が開設されていなかったことや、車での避難は不可だという情報があったため、別の避難場所を探しました。
(大雨・強風の中、荷物を持って徒歩で避難所まで行くのは危険が高いことや、車が浸水してしまう可能性があるので車で避難したいという考えです。)
車で一晩過ごす可能性も考えて、食料や生活に必要なものを急いで準備しました。
避難時に持って行ったもの
・おにぎり(大量)
・焼き鳥の缶詰
・カロリーメイト
・一口ゼリー
・水(500mlを3本)
・麦茶(2Lを1本)
・水筒に温かいお茶(500mlぐらい)
・のど飴
・チョコレート
・ドーナツ
・アルミシート
・毛布
・ひざ掛け
・タオル
・ウエットティッシュ
・コンパクトライト
・スリム懐中電灯
・スマホ充電器
・携帯トイレ
・軍手
・貴重品
・子供の着替え
赤字のものは前日に買ったものです。
手軽に食べられるもの=外でも食べられるものだったので持っていくことができました。
水筒に熱湯を入れていけば、インスタント味噌汁ぐらいは飲めたかなと今になって思いますが、実際はバタバタと慌てて準備をしていたので思いつきませんでした。
台風は夜の8時ごろには通り過ぎてしまう予報でしたので、一晩乗り切ればどうにかなるという思いでした。(川が氾濫しないことをずっと祈っていました)
災害時に役立ったものベスト5
・コンパクトライト、スリム懐中電灯
・アルミシート
・500mlペットボトルの水
・缶詰(焼き鳥)
・一口ゼリー
当初、親戚の家がある地域へ避難する予定でしたが、車で1時間近く離れていて運転が危険だったため、道中にある電気量販店の屋根付き駐車場に避難しました。

お店自体は閉店していましたが、駐車場は解放されていました。
天井や壁があり、雨・風ともに避けられたので車から降りて過ごすこともできて割と快適でした。
他にも20台ほど避難している車がありました。
そして、上記のものが車で避難したときに特に役立ったものです。
家を出る直前に何気なくバッグに放り込んだライト類の2つがあり本当に役に立ちました。
夜の車内は暗いので明かりが必要です。
車の室内灯をつけっぱなしにするとバッテリーが上がってしまうので、車で過ごすつもりで避難した場合も携帯ライトは必須です。
500mlの水は2Ⅼがなかったので代わりに買ったものですが、凍らせて保冷剤代わりにして持ち運べたり、持ち運び自体しやすく飲み切ることができるので、とても便利でした。
避難時は2Lより500mlをおすすめします。
意外にも役立ったのはアルミシートです。
車の後部座席をフラットにして子供たちが寝るときに下に敷いて使い、温かく過ごすことができました。
その他、災害時に役立ったものを詳しく解説している記事をアップしますのでよろしければそちらもご覧ください。
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直前の買い物より普段からの備えが大切

災害時に備えて普段から準備をしていたかといえば答えはノーでした。
ですが、振り返ってみると普段から常備していた飲み物類や携帯用ライト、携帯トイレ(車に常備)などが幸いにも役に立ちました。
数年前になんとなく買っていた非常食も少しありましたが、あと1年もしないうちに賞味期限が切れるものばかりでした。(すっかりその存在を忘れていました。)
災害は実際に体験しないと自分事としてとらえるのが難しいかもしれません。
そのため「非常用品」を揃えるというより「普段の生活に必要なものをストックしておく」気持ちで準備することをおすすめします。
例えば普段から飲む水や食べているインスタント、レトルト食品類を多めに買っておく、「雷で停電したときのために」携帯用ライトを買っておく、「子供が高速でトイレを我慢できなかった時のために」携帯トイレを車に入れておく、などしておけば、いざというときそれほど慌てずに済みます。
特に今回、水とカップ麺のなくなるスピードが速かったので、常備できるのであればある程度の量は普段から常備できたらいいですね。
私も実際に体験するまでは事前の備えが大切だとわかっていても実行することができていませんでした。
ですが、これからは日々の生活で必要になるものを普段からストックしておくことを心掛けながら備えていこうと考えています。
この体験が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
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