証券会社で16年間働いた元社員が投資より貯金を勧める理由とは?

証券会社で16年間働いた元社員が投資より貯金を勧める理由とは?

近年よく耳にするのが『貯蓄から投資へ』という言葉です。

世間では貯蓄(=貯金や預金)をするのではなく投資をしようという流れになっています。

ですが、私を含め、私の周りにいる家族、友人、知人などは実際に投資をしている人は少ないです。

今後子供にお金がかかるから、家を建てたいからなどの理由で投資よりも貯金を選んでいます。

とはいえ、このまま超低金利の貯金のままでいいのか貯金しているお金を投資に回して少しでも増やした方がいいのではないか危機感を持っている人もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、証券会社に勤めていた私が言うのもアレですが…

そのまま貯金をしていて問題ないと思います。

というか、投資よりも貯金をおすすめします。

なぜ投資より貯金なのか、元証券会社社員の目線からお答えします。

投資より貯金をすすめる根本的な理由

投資にはリスクがある。

私は、もし友人が投資をするなら安全性の高い債券をすすめます。

ですが、できれば投資よりも貯金していてもらいたいです。

なぜならそもそも投資は多かれ少なかれリスクがあるからです。

安全性が高いといわれる企業が発行する債券でも、その企業が潰れる可能性はあります。

債券を預ける期間は5年から10年ぐらいで長く、その会社が満期日までどうなるかわかりません。

もし潰れたら、最悪買っていた債券の価値はゼロになってしまいます。

これまで証券会社で働いていた16年間でも、何回もそんなことはありました。

安全だと思って買ったのに!と、クレームを言うお客さまもいました。

リスクが低いので、貯金の替わりに買っていたお客さまもたくさんいました。

それでも、証券会社では当然ながらなんの補填もできません。

発行会社が破綻していると、全額戻ってくる確率はほとんどありません

そのリスクを考えると、やはり預けているお金が一定額保障されている貯金や預金のほうがよっぽど安心できます。

金融機関で保障される預金や貯金は1000万円までです。

債券に限らず投資なら上限がないからいくらでも預けられますよ、なんて話もありますが、1000万以上資産があるなら金融機関を分散するまでです。

※私はそもそも1000万なんて貯金はありません。

投資は、金融機関に分散した結果それでもお金がある資産家がするものだと思います。

投資より貯金をすすめる現実的な理由

繰り返しになりますが、投資は『 金融機関にお金を分散した結果、それでもお金がある資産家がするもの 』だと考えています。

なぜなら投資はある程度『まとまったお金』を投資しないと利益が出た実感が少ないからです。

100万円と聞いたら大金だという感覚がありますが、証券会社で働き、たくさんの投資家を見てきた私にとっては100万円は投資の最低ラインに満たないことが多いと言えます。

あくまでも投資の観点で考えると、残念ながら100万円では『まとまったお金』にはなりません。

買い付ける商品にもよりますが、貯金のかわりになりそうな債券で考えると何万円も利益がでた!という結果を出すにはもっと初期投資の金額を増やす必要があります。

そんなに何万円も利益を期待しない、少額投資でも良いのなら、リスクを負ってまで投資をする必要があるのか疑問でもあります。

最近では少額投資がすすめられていますが、あくまでも投資をする人を増やしたい証券会社側からのすすめです。

現実的に少額投資の運用結果を予想すると、少額は少額なりの利益しか出せません。

それでも利益が出ればまだいいですが、マイナスになってしまう可能性も大いにあります。

たとえ一旦マイナスになっても長期でがっつり『投資』をするなら勉強も兼ねて少額から投資をすることもアリですが、投資か貯金か』を迷っている段階では投資をするには危険が多いです。

先ほどの債券のように、貯金のかわりに投資をしてお金を増やすどころか減ってしまった例はいくらでもあります。

株式や投資信託に投資をするなら利益が出れば債券よりも多くなりますが、リスクもさらに高くなります。

リスクのある投資をするからには、少額でも投資そのものや買い付ける商品の勉強が必要になります。

知識を得た上で、投資は貯金の代わりになりそうなのか判断をしてみてください。

ちなみに、『証券会社で担当者を付ければ良い商品が提案されて知識がなくても投資できる』・・・なんてことはありません。

証券会社の担当者から投資や商品の知識を教えてもらうにはいいと思いますが、基本的に担当者はあてにしない方が良いです。

お客さま思いの担当者ばかりではないですし、1、2年で担当者もコロコロ変わります

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あくまでも自己責任の世界ということを忘れないようにしてください。

投資より自己投資

投資に使うお金がもしあるのなら『自己投資』をおすすめします。

これはただの出費とは違います。『日々の生活や仕事をがんばるための自己投資』です。

自分の今の生活に足りないもの、ありませんか?

私は会社員をしていたころは、とにかく自分の時間が足りませんでした

仕事、家事、育児、これで一日終了です。起きている間の自分の時間はほぼありません

そこで、家事の時短ができる家電に買い替えました。

乾燥機付き洗濯機や自立するスティック式掃除機、食洗器です。(ルンバも検討しましたが、そもそも部屋が散らかっているため却下)

これでたくさんあった『日々のちょっとした手間 』が軽減され、とても快適になりました。

実質お金は減りましたが、代わりに自分の時間を手に入れることができました。

その時間で自分の好きな本を読んだり、映画を見たり、たくさん寝たりしていました。

他にも、実際に私のママ友には定期的にネイルサロンまつ毛パーマに通ってキレイを保ったり、家族や友人で食事に行っておいしいものを食べたり、旅行に行ったりしている人もいます。

仕事もして、子供もいてすごく忙しい友人たちですが、そうやって自分のモチベーションを上げながら仕事、家事、育児をしている姿はとても充実して見えます。

モチベーションが上がってやる気が出れば、より仕事を頑張って成果を上げられたり、家事がてきぱきはかどったり子供の話をゆっくり聞くことができたり、生活自体が満たされます。

リスクのある投資をするなら、その資金で『自己投資』をしたほうが、快適で満たされた生活が期待できます。

まとめ

投資より貯金をすすめる最大の理由は、リスクがあるかないかです。

いまある貯金はそのままにしておけば、たとえ銀行が潰れても1000万円までは保証されるのでなくなることはありません。

ですがそのお金を投資にまわすと、少なからずリスクは付きまといます。

リスクがあると分かっているからには、自分が買った商品の動向や関連する情報を日々気にする生活を送ることになります。

仕事、家事、育児などで日々忙しく過ごしているところに投資が加わると気分的にもさらに疲れる生活になることが目に見えています。

利益が出ているなら明るい気持ちでいられますが、損のときのストレスは精神的にもかなり辛いです。

それなら、投資に使おうと思っていたお金で今の自分自身に投資をしてください。

お金自体を増やそうとするより、自分のモチベーションをアップをした方が結果的に仕事も私生活も生産性が上がります。

大切なお金の使い道をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

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