証券会社の営業マンてどんな人?どう付き合えばいいの?元証券OLが徹底解説
- 2019.08.05
- 元証券会社社員のウラ話 超初心者向け投資講座
- 初心者, 営業マン, 投資, 担当者

これから口座開設したいけど、営業マンとコミュニケーションとれるかな。
提案してきた商品を断ったら気まずい?
自分からどんな担当者がいいか希望してもいいの?
担当になった人が自分と合わないけど変えてもらえるのかな自分からどんな担当者がいいか希望してもいいの?。
これから証券口座を開設する人も、すでに口座を開設している人も、営業担当者(=営業マン)についてこんな疑問が浮かぶことがありませんか?
私は銀行系列の証券会社で16年間働いてきました。
私自身は営業担当者ではなく、サポートする営業事務など事務系の仕事をしていたのですが、16年の間いろいろなタイプの営業マンと仕事をしました。
また、お客様と営業マンをつなぐ役割も担っていたので営業マンに対するお客様の本音もよく耳にしました。
営業マンに対する疑問や不安感、不満などもありました。
そんな経験から得た、営業マン攻略法をご紹介していきます☆
これから口座開設したいけど、営業マンとコミュニケーションとれるかな?

基本は営業マンが話題を振るので答えればOK
『コミュニケーションをとる』と固く考えなくても大丈夫です。
営業担当者はお客様がどんな風に投資をしたいのかを知りたがっています。
最初は資金、運用目的、運用期間、希望している商品があるかなど様々な角度から質問をされると思います。
そのうえでその人に最適な商品をいくつか提案します。
営業マンが商品提案するときには説明する事項が決められているので、詳しく丁寧に説明を受けることができます。
その中で、疑問点や希望していることがあればどんどんぶつけていくのみです。
コミュニケーションをとろうと身構える必要はありません。
大切なお金のことなので淡々と必要な会話をしていきましょう。
会話をするときの注意点
- 話しに流されないように
- 提案されてもその場で結論を出さない
- 一度持ち帰り自分の頭で検証してみる
営業マンは会話のプロです。
この商品は、買い付けする価値があり魅力ある商品だということを前提に会話を進めていきます。
そこでついつい流されて『いい商品だ』と思い、その場で買い付けてしまうこともよく見受けられました。
もちろん その商品の特色やリスクも詳しく説明する義務があるので説明をしますし、最終決定は営業マンではなく買い付けるお客様本人です。
会話が弾み、うまくコミュニケーションが取れているように感じることがあるかもしれませんが、すぐには結論を出さずに立ち止まってみてください。
短期間で値段の変動が大きい商品じゃなければその場で結論をださずに、一度資料だけ持ち帰り、落ち着いた環境で、本当にその商品が自分に合っているので検証をすることをお勧めします。
営業マンの話を聞いてその場ではいいなと思っても、よく考えたら実は自分の許容しているリスクよりも多きリスクのある商品だった、自分が考えているよりも長期で持たないと利益が期待できない商品だったということが判明し、後から後悔する人がとても多いです。
投資するかどうかは最終的に自分の決断です。それなら自分の頭でその商品をしっかり理解した上で決断することをおすすめします。
提案してきた商品を断ったら気まずい?

気まずくないです。むしろはっきり断ってください。
せっかく自分のために提案してくれた商品。断ったら次に提案してもらえなくなるかなと思ってしまう人もいるようです。
ですが、合わない、気が乗らない商品はぜひはっきりと断ってください。
(営業マンは鋼のハートを持っている人が多いのではっきりと断って大丈夫です(;・∀・)💦)
断るときは次へ向けて
- もう少しリスクの少ないものを
- もっと長期で運用できるものを
など具体的にどこが意向に沿わない商品だったのか伝えると次にもっと最適な商品を提案してもらうことが期待できます。
自分からどんな担当者がいいか希望してもいいの?
希望することはできます。
例えば、友人からその証券会社ならAという担当者がいいと勧められ、口座開設をするときに担当はAさんがいいと希望することはできます。
また、担当は女性がいい、男性がいいなどの希望をするお客様もたくさんいました。
友人紹介で同じ担当者を指名する場合や、性別ぐらいならその希望通りになることは期待できます。
(100%ではないですが・・・以前勤めていた会社では一時的に女性の担当者が誰もいなくて女性の担当がいいというお客様の希望に沿うことができませんでした💦)
その一方で、
- 営業成績がトップの人
- 商品説明を一番丁寧にしてくれる人
など、外からでは分からない内容を希望しても、実際に付いた担当者が本当にその希望に沿っているのかは保証できません。
(お客様からは本当にその人がトップの成績を修めているのかはなのかはわからないので・・・)
そのため、希望通りになることを過度に期待しないで、できればそうなればいいなぐらいの気持ちで言ってみることをおすすめします。
担当になった人が自分と合わないけど変えてもらえるのかな

担当者変更の希望を伝えましょう
性格的に合わない、無理な提案をが多い、買い付け後のフォローが少ないなど、担当者を変更してもらいたいという要望は割と多いです。
大切なお金の運用です。信頼できる担当者じゃないと任せられないですよね。
不満があればどんどん伝えましょう。
担当者には直属の上司がいますので、まずはその上司に相談してみてください。
フォローが少ないことなどの理由で改善の余地があると見なされた場合は、まずは改善するチャンスをくださいという流れになることが多いです。
そのため、本当にその担当者が合わずに嫌だとしたら、毅然と変更してもらいたいことを伝えましょう。
担当者変更の希望はよくあることですし、先ほども言いましたが、営業マンは鋼のメンタルなので変更希望しても気まずいことなどはありません。
まとめ
✅投資や運用をする上で営業マンとの相性はとても大切です。
✅黙っていたら状況は良くならないので、自分からどんどん希望を伝えましょう。
-
前の記事
『営業マンおすすめ商品≠自分に最適な商品』のことも‼元証券OLが初心者向けに株・投信・債券を解説します 2019.08.02
-
次の記事
デキる営業マンはここが違う!証券会社の営業マン禁断の裏側を徹底解説 2019.08.09
コメントを書く