≪投資初心者向け≫証券会社とは?元証券OLが解説する証券会社の選び方
- 2019.07.29
- 元証券会社社員のウラ話 超初心者向け投資講座

投資を始めてみたいけどまず何からすればいいのかわからない
銀行でも投資を勧められるけど銀行と証券会社の違いって何?
そもそも証券会社って何?何をしているところなの?
証券会社って色々あるけどどこでも同じなの?
こういった疑問にお答えします。
私は2019年3月まで16年の間証券会社で働いていました。大手金融機関系列の証券会社です。
働いていたといっても営業職ではなく、営業職をサポートする「営業事務」や来店するお客様の対応をする「店頭業務」、また、総務系の「事務や経理」などをしていました。
いわゆるバック業務全般です。
そのため、投資に関する知識ははっきり言って乏しいのですが、お客様が抱える疑問点や証券会社に求めていること、証券会社の内部事情などには詳しくなりました。
投資に関するアドバイスはできませんが、投資を始めるまでの初歩的な解説や注意したほうが良いことなどを客観的な立場で、なるべく詳しく説明していきます。
証券会社で投資をするってどういうこと?何からはじめればいい?

「投資」とはなにか?
一般的に投資とは、将来的に何かしらの利益を得るため、事業や人物などに金銭を提供することを指します。
証券会社での投資の流れ
①どこかの証券会社に口座を開設する。←まずはここから
②口座にお金を入金する。
③そのお金で自分が選んだ「株式」や「投資信託」「債券」などを購入する。
④購入した「株式」「投資信託」「債券」の価値(値段)は日々変わるため、購入時よりも上がれば利益になり、下がれば損失になる。
⑤購入した「株式」「投資信託」「債券」を売却した時に利益が出ていれば儲かり、損失が出ていれば損をしたことになる。
上記の証券会社での投資の流れにある通り、まずやらなければいけないことは投資をするための口座を開設することです。
「株式」「投資信託」「債券」がどんなものかということはまた後日詳しい解説をしますが、簡単に言ってしまうと証券会社で売っている「商品の大枠」です。
この「商品」枠の中にさらに様々な販売商品があるので、それぞれの特徴を吟味し、選び、その商品を買うことで投資するイメージです。
また、これも上記に記載してありますが、売却するときに購入したときよりも商品の価値(値段)が下がっていれば損になってしまいます。
これは大前提で承知しておかなければいけません。
1,000円で買ったものを1,500円で売ったら500円の儲けですが、900円で売ったら100円の損になる、ということです。
基本の考え方はこれだけです。
とはいえ、誰だって損は出したくありません。そのためにも投資をする口座をどこで開設するかが重要になります。
証券会社は敷居が高いイメージだけど一体何をしているところなの?

ごくごく簡単に言うと、「投資家の投資を手助けする会社」 です。
他にも様々な役割があるのですが、投資を始めるときにまず知っておくべきことはこれだけです。
銀行はお金を預けるところですが、証券会社はお金を動かすところです。
株式などの商品は、通常「取引所」という場所で売り買いが行われています。
証券会社は、投資をする人の「この商品を買いたい」「この商品を売りたい」という指示を取引所に出す役割をしています。
作業的な役割です。これはどこの証券会社でも同じく行ってます。
「投資家の投資を手助けする」という意味でもう一つの役割が、投資をするための情報やより良い環境を提供することです。
投資をしたくても何を買えばいいのか、買ったはいいけどいつ売ればいいのか、などの判断に役立つ情報を証券会社は随時提供しています。
また、インターネットやメルマガ、コールセンターなどのサービスを充実させることにより各証券会社が他との差別化を図っています。
投資を始めるには、この各社のサービスの違いや特色を比べて、自分に合った会社で口座を開設する必要があります。
銀行?証券会社?結局どこで口座を開設するべきなの?
投資を始めるなら証券会社で口座開設をしましょう。
もちろん、銀行などの金融機関でも投資信託などの商品を購入し、投資をすることができます。
金融機関で開設するメリットとしては普段から利用している銀行で気軽に投資を始めることができる点があります。
いつも顔を合わせている銀行マンや、知人の付き合いで購入することもあるかもしれません。
ですが「投資をする」という観点で考えるなら証券会社です。
その理由としては単純に証券会社は「投資家の投資を手助けをする会社」だからです。
少し語弊があるかもしれませんが、銀行において投資業務は付随業務であり本業ではありません。
どこの会社もそうですが、力を入れているのは本業です。
証券会社は投資が本業の会社なので「取扱商品数」「情報量」「サービス内容」などすべてにおいて投資に特化されたものが提供されています。
私が働いていた会社も銀行系列なので銀行でも投資商品を扱っていましたが、銀行ではそもそもの取扱い商品数が少なく、「これぞ」という主力商品は証券会社経由で購入してもらうように連携がとられていました。
また、投資の意向があるお客様は銀行ではなく証券会社で口座を開設してもらうようにすすめられていました。
個人的な差はあれど、銀行マンと証券マンの投資に関する知識のレベルも違います。投資に対しての力の入れ方が違うからです。
そのため、銀行などの金融機関と証券会社を選ぶとき、投資が本業である証券会社が優位になるのは当然でしょう。
どこの証券会社で口座を開設するべき?
自分の投資スタイルに合わせて各種証券会社を見比べるべきです。
実際に投資を始めてからの取引方法はざっくり分けて
- 営業担当者を付けて売買する(対面取引)
- インターネットで売買する
という方法があります。
投資をしたいけど自分では何を買ったら良いのか、どんな商品があるのか全く分からない場合などは一旦営業担当者を付けてもらい、具体的にアドバイスをもらいながら始めることをおすすめします。
≪営業担当者が付く対面取引のメリット≫
- 自分の資産状況や投資目的に合わせて商品をある程度セレクトしてもらえる。
- 商品に関して詳しく説明してもらい、疑問点の質問も繰り返しできる。
- 商品購入後も、状況報告や売却のタイミングなどを継続的にアドバイスしてくれる。
- 投資目的に合う新商品の情報を提供してくれる
≪営業担当者が付く対面取引のデメリット≫
- ネット取引よりも取引手数料が高い
- 不要な商品勧誘の電話がかかってくることがある
- 数年で営業担当者が変更になる
逆に、株式や投資信託など、どんな商品を買うかある程度決まっていて自分で情報を集めるスキルがある場合はネットで始めるのが良いでしょう。
≪インターネット取引のメリット≫
- 取引手数料が安い
- 気軽に口座開設や取引ができる
≪インターネット取引のデメリット≫
- 自分で商品や投資の情報を集める必要がある
- 取引画面が複雑で、わかりづらいことがある
- 取引画面が分かりづらい結果、売買内容を間違えるリスクがある
この他にコールセンターでの電話注文や投資相談が併用できる場合や、取引の基本はインターネットで投資相談は専属の営業マンが受ける場合などもあります。
☆そのほかの判断材料☆
- 取引手数料の安さ
- 各種キャンペーン(キャッシュバックや紹介制度など)
- 知名度(会社の信頼性)
- ポイントが溜まる
などが挙げられます。
ネット証券の手数料が安いことは良く知られていますが、このメリットを活かせるのは何度も取引をする場合です。
1つの商品を長く持ち続けたい場合は、手数料の安さよりもキャッシュバックなどのキャンペーンが行われていないか注目したほうが良いでしょう。
また、長期目線で考えると、ある程度信頼性のある会社を選ぶことも1つの判断材料になります。
キャンペーンは期間限定で行っていることが多いですし、手数料が期間限定で安くなることもあります。
まとめ

✅投資をするなら、証券会社で口座を開設することをおすすめします。
✅投資に関する知識レベルや資産状況に合わせて無理なく始めましょう。
✅手数料やキャンペーンなどの項目で各証券会社を比較しましょう。
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